2010年5月6日木曜日

衝突実験実習@宇宙科学研究本部

今回は第2回 衝突実験実習(実験実習応用コース) の第三弾についてご紹介します。

テーマB:「堆積岩に対する二段式軽ガス銃による超高速度衝突実験」@宇宙科学研究本部(当時)(2010年1月27~29日)

 テーマBの高速衝突実験は、相模原にある宇宙科学研究本部(当時)の二段式軽ガス銃を用いて行なわれました。直径7 mmのナイロンの弾丸を堆積岩(泥岩、石灰岩、大理石、砂岩、中国砂岩)ターゲットに2~4 km/sの高速で衝突させ、クレーターの様子や噴出物が飛散する様子を計測しました。
 杉田研からは中村(D1)・羽村(M1)が参加しました。藤原銃と呼ばれるHeガスを用いた二段式軽ガス銃を使用し、弾丸や火薬の装填から発射や銃の掃除まで、全行程を学んだ、非常に貴重な体験でした。
大阪大や神戸大からの学生とも共同で行い、短い実習期間の間に交流を深めることができました。
実習の成果は宇宙科学研究本部で行なわれたスペースプラズマ研究会で発表されました。また、惑星科学会誌「遊星人」にも掲載予定です。

衝突によって粉砕された石灰岩











実習に用いた二段式軽ガス銃