4日目ともなると自転車の旅、それ自体に対する新鮮さはほぼ無いに等しい
あるのはわずかな達成感とそれを上回る、早く家に帰りたいという思いだけである
8/4の旅、としたのだが厳密には8/3の21時から始まる
そしてこの日記を書いているのが8/4の10:30なのだから、もう8/4の記録と言っていいのかわからない
8/3 21:47
7時間ほどお世話になったネットカフェを去る
本日の目標は120km先にある愛知県の名古屋のネットカフェである
NAVITIMEによると予定到着時刻は7:52
10時間後である
前日にエアーサロンパスを吹きかけたため太ももの筋肉痛は解消
ひざに少し痛みがあるくらいである
22:15
あの有名な天竜川を通過
天竜という文字を見るとついつい天龍源一郎のことを思い出してしまう
この後しばらく一号線を進む
一号線を行く車はとにかく飛ばす
トラックはもちろんのこと乗用車の迫力も並じゃない
死の可能性が脳裏をよぎる
23:35
浜名湖到着である
浜名湖といえば有名なのはうなぎ
しかし僕の貧乏旅には縁は全く無い
その後、静岡は終盤に近づくにつれ最後のアップダウンで僕を苦しめようとする
静岡の記憶といえばもっぱら坂ばかりだ
始めた顔を見せたのは箱根の山中
さらに名称不明の峠、焼津の峠と何度も何度も僕は苦しめられた
そんな静岡ともそろそろお別れである
8/4 0:55
カロリー補給のための羊羹を買おうとサークルKへ
久しぶりに文明の香りのする人工物である
そしてこのとき店員にすでに愛知に突入していたことを知らされる
県境の看板を見逃してしまった。。。
無念
1:05
それから10分ほど進むと豊橋市街まで7kmの看板が
いよいよ人里に出れると喜ぶ
ただでさえ一人旅
夜の山中なんて孤独のきわみである
1:12
名古屋、岡崎、豊川・・・
いずれも聞いたことはあるが行ったことの無い地名
知識としてしか知らない地名に赴いたとき旅を実感する
1:40
豊橋の歩道橋の上から撮影
標語の『豊橋』の部分が他の町の名前に置き換わったようなものをこの旅でも幾度と無く見てきた
3:51
いよいよ岡崎市に突入
大体移動が始まってから6時間が経過
疲れも溜まり毎日ほぼこのくらいの時間から不機嫌になってくる
そして同時に写真を撮影する気力も減ってくる
4:00
名古屋までまだ51km
しかしその下に見える『安城』の文字
漢字は違うが『あんじょう』繋がりで、長州力の有名なセリフ「キレてないっすよ」が飛び出した安生洋二戦後の勝利者インタビューの真似をするくりぃむしちゅーの有田哲平を思い出しニヤける
4:16
道の駅『藤川宿』を発見
この旅始めて、初めての宿場の発見かもしれない
この後いよいよ市街地に入る
車はほとんど走っていないものの逆にウォーキングしている人が多い
歩道橋で美人なお姉さんとすれ違ったときに挨拶をされる
心が少し軽くなる
5:43
豊田市に入る
しかしこの愛知県、なぜかほとんど車を見ない
大通りで前を見ても後ろを見ても一台も車を見ないことがざらである
さすがに時間が悪いのか、しかし都会なんだから車もっといてもいいよなぁ、と一人首をかしげる
その後しばらく県道56号線を通る
愛知県民の方は県道56号線と言ってピンとくるものなのだろうか
6:34
空腹に耐えられなくなりすき屋で牛丼をいただく
メガ盛を注文するが、おそらく起きてからここに来るまでに消費したカロリーの半分程度なのだろう
この後、竜泉寺の湯へ
人が多いため落ち着かず、割とさっさと体を洗いさっさと湯につかりさっさと出て行く
というかそもそもこの温泉、相当高い地点にあるため「あんなに苦労してまで入るほどのものか?」と、来たことを後悔する
その後名古屋市内のネットカフェへ
その途中、自転車NAVITIMEがやらかしてくれた
この階段を自転車で通れというのである
たまにナビはこういうおかしなことを言い出す
しょうがないから自転車を運ぶが、温泉で癒した体に疲れがたまる
この後は何事も無くネットカフェに到着し、ブログの前半を書き、一眠りし、今完成させた
この後の予定だが18時頃、日が暮れる頃に出発
一号線の終わり、二号線の起点である大阪市北区梅田一丁目を目指すが、一日でいける距離ではないため日が照り始める頃に中断する
鈴鹿峠は越えないつもり
さて
本日の走行距離 130.62km
総走行距離 471.00km
残金 23609円
順調、なのだろうか
少し金の減りが早い気もするが
出来るだけ距離を稼ぎ、でも嫌にならない所、明日に響かないところでやめるのが難しい
明日は滋賀県からブログを書いているだろうか
僕からは以上です
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